Windows11 高速化設定5選
「遅い・重い」を今日から解消する
初心者でもOK
2025年10月にWindows 10のサポートが終了し、Windows 11へ移行したものの「以前より動作が重くなった」という声が増えています。PCホスピタルの調査では、2026年現在も「Windows 11に更新してから動作が極端に遅くなった」という相談が後を絶ちません。特別なソフトや費用は一切不要——設定を見直すだけで劇的に改善できます。
Windows 11は古いCPU向けに設計されていないため、スペックが足りないPCに無理やり入れると重くなります。ただし設定の最適化だけで体感速度が大幅に改善するケースがほとんどです。まずは以下の5つを試してみましょう。
今すぐできる高速化設定 5ステップ
スタートアップアプリを無効化する 効果 大
起動時に自動で立ち上がるアプリが多いほど、パソコンの起動が遅くなります。使わないアプリのスタートアップをオフにするだけで起動時間が半分以下になるケースも。
透明効果・アニメーションを無効にする 効果 中〜大
Windows 11の半透明のすりガラスエフェクトやアニメーションは見た目は美しいですが、GPUとCPUに余分な負荷をかけています。古めのパソコンでは特に効果絶大です。
電源モードを「最高のパフォーマンス」に変更する 効果 大
初期設定の「電源効率」モードでは省エネ優先でCPUの処理が抑制されています。「最高のパフォーマンス」に変えるだけで処理待ちが減り、アプリの起動が速くなります(ノートPCはバッテリー消費に注意)。
「配信の最適化」をオフにする 効果 中
初期設定では、自分のパソコンがネットワーク上の他のパソコンへWindows Updateデータを配布する「配信の最適化」が有効になっています。バックグラウンドで帯域とメモリを消費するためオフが推奨です。
Chromeブラウザの拡張機能を整理する 効果 中
Chromeの拡張機能はメモリを消費しブラウザ全体を重くする大きな原因です。使っていない拡張機能を無効化・削除するだけで、Webページの表示速度が体感で変わります。
Microsoftが無料で提供する「Microsoft PC Manager」を使うと、ワンクリックでメモリ解放・一時ファイル削除・スタートアップ管理が行えます。定期的に実行するだけでパソコンの動作が軽快に保てます。Microsoft Storeから無料でインストールできます。
それでも改善しない場合のチェックポイント
- メモリが8GB未満 → 16GBへの増設を検討(Windows 11推奨は16GB以上)
- ストレージがHDD → SSDへの換装で起動時間が劇的に短縮される
- 購入から5年以上経過 → CPU自体の性能限界の可能性。買い替えを検討
- ウイルス感染 → セキュリティソフトでフルスキャンを実行
スマホ × パソコン 連携術
iPhone・Android対応の新機能で二度手間をなくす
中級者向け
「スマホで撮った写真をパソコンで使いたい」「外出先でパソコンにメッセージが届いた」——毎回スマホを持ち替える手間、感じていませんか?Windows 11の「スマートフォン連携」機能を使えば、パソコンの画面からスマホを操作して電話・メッセージ・写真の管理ができます。
MicrosoftはWindows PCとスマートフォンの連携機能を強化し、AndroidとiPhone両方に対応。スタートメニューから直接スマホの機能にアクセスできるようになりました。iPhoneでも通知確認や写真の取得が可能になっています。
スマートフォン連携でできること
着信をパソコンで受けて通話。SMSやLINEの通知もパソコン画面に表示され、キーボードで返信できます。
スマホで撮った写真がパソコンに自動同期。USBケーブル不要でドラッグ&ドロップ感覚で使えます。
スマホの通知(アプリ・メール・SNS)がパソコン画面に届き、作業中にスマホを触る回数を減らせます。
Androidなら特定のアプリをパソコン画面上で直接操作できます(Samsungなど一部機種で対応)。
設定手順(3分で完了)
スマートフォン連携アプリを開く
Windowsのスタートメニューから「スマートフォン連携」を検索して起動。または設定 → Bluetoothとデバイス → スマートフォン連携から開けます。
スマホのOSを選択してアプリをインストール
Android:「Windowsにリンク」アプリをGoogle Playからインストール。iPhone:設定 → 一般 → AirDrop と「スマートフォン連携」経由で連携設定を行います。
QRコードをスキャンしてペアリング完了
パソコン画面に表示されるQRコードをスマホカメラで読み取るだけで接続完了。以降はWi-FiまたはBluetoothで自動的に連携されます。
外出先でのパソコン接続はスマホのテザリングが最安全
カフェや外出先の無料Wi-Fiは通信が暗号化されていないものも多く、個人情報漏洩のリスクがあります。スマホのテザリング(インターネット共有)を使えば、安全にインターネット接続ができます。
📶 iPhoneのテザリング手順
無料iPhone:設定 → インターネット共有 → 「ほかの人の接続を許可」をオン。パソコンのWi-Fi一覧に自分のiPhone名が表示されるので接続するだけです。
📡 Androidのテザリング手順
無料Android:設定 → ネットワークとインターネット → テザリング → Wi-Fiテザリングをオン。パソコンのWi-Fi設定から接続します。通信量の消費に注意しながら使いましょう。
テザリング中はパソコンのWindows Updateが自動で走らないよう、接続時に「従量制課金接続として設定する」をオンにしておきましょう。設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi → 接続中のWi-Fi名をクリック → 「従量制課金接続として設定する」をオンです。
Chrome タブ管理革命
分割ビュー・グループ化で作業集中力を守る
初心者〜
「タブを50個開いていてどれが何かわからない」「あのページどこに行ったっけ」——これはもはや現代のビジネスパーソン全員の悩みです。2026年2月のChrome 145アップデートで追加された新機能を使えば、タブの管理が根本から変わります。
「分割ビュー」でタブを2画面並べて作業できる
Chrome 145で追加された「分割ビュー」機能を使うと、1つのウィンドウ内で2つのタブを横に並べて表示できます。例えば「受注メール」と「請求書Excel(Googleスプレッドシート)」を並べながら、コピペ不要でスムーズに作業できます。
- タブを右クリック → 「分割ビューでリンクを開く」を選択するだけで即起動
- タブをウィンドウの左端・右端にドラッグしても分割ビューになる
- 「タブグループ」と組み合わせると、業務ごとに画面を丸ごと切り替えられる
- サイドバーのタブ(縦型タブバー)と併用するとさらに多くのタブを管理しやすくなる
タブグループ機能の基本の使い方
Chrome のタブグループは、関連するタブを色と名前でまとめて管理する機能です。「仕事」「調べ物」「SNS」のようにグループを作れば、タブバーがスッキリして必要なタブに即アクセスできます。
グループを作成する
任意のタブを右クリック → 「タブをグループに追加」→「新しいグループ」を選択。グループ名と色を設定します。
既存のタブをグループに追加する
追加したいタブを右クリック → 「タブをグループに追加」→ 作成済みのグループ名を選択するだけです。ドラッグ&ドロップでもグループ内に移動できます。
グループを折りたたんでタブバーをスッキリさせる
グループ名をクリックするとグループを折りたたみ・展開できます。使わないグループを折りたたんでおけば、タブバーが一気にスッキリします。
グループをブックマークバーに保存する
グループ名を右クリック → 「グループを保存」で、タブグループをブックマークバーに保存。次回ブラウザを開いた時も同じグループをワンクリックで復元できます。
個人店・中小企業での活用シーン
🛒 受注・発注グループ
定番活用「注文管理システム」「取引先サイト」「Googleスプレッドシート」を1グループにまとめておけば、毎朝ワンクリックでまとめて開けます。
📣 SNS・集客グループ
定番活用Instagram管理画面・Googleビジネスプロフィール・Facebook・X(旧Twitter)を1グループに。投稿作業をまとめて効率化できます。
💰 会計・経費グループ
定番活用クラウド会計ソフト・銀行のネットバンキング・領収書フォルダを1グループに。月次処理をまとめてできます(セキュリティに十分注意を)。
✍️ 分割ビュー × 請求書作成
Chrome 145新機能受注メールと請求書テンプレートを左右に並べて表示。金額や品名をコピペしながら請求書を作成する作業が劇的に速くなります。
ChromeにGoogleアカウントでログインしておくと、タブグループがスマホのChromeとも同期されます。「パソコンで調べていたページをスマホで続きを見る」という作業がシームレスになります。
Windows Recall機能
パソコンがすべての作業を記憶してくれる
中級者向け(Copilot+ PCのみ)
「あの見積書、どのフォルダに保存したっけ」「先週見た資料のタイトルが思い出せない」——こんな経験は誰でもあるはずです。Windows Recall(リコール)は、パソコンの画面を自動で記録し続け、テキストで検索できるようにするAI機能です。2025年4月から Copilot+ PC 向けに正式リリースされています。
Recallでできること
「青い表紙の資料」「先週の火曜に見た表計算」など、ファイル名を覚えていなくてもキーワードで過去の画面を検索できます。
カレンダー形式で「あの日に何をしていたか」を視覚的に遡れます。「3日前に開いていたWebページ」もすぐに見つかります。
Word文書の中身・Excelの値・Webページのテキストなど、アプリの種類を問わず画面に映ったすべての情報を対象に検索できます。
ネットバンキングや個人情報が含まれる画面は「除外」設定で記録しないようにできます。プライバシーへの配慮も可能。
Recall は現在Copilot+ PC専用の機能です。通常のWindows 11 PCでは使用できません。また、画面上に表示されたパスワードや個人情報も記録対象になるため、インターネットバンキングや個人情報入力画面は必ず「除外」設定することを強くおすすめします。設定は「Recall設定 → 除外するアプリとウェブサイト」から行えます。
個人店・中小企業での活用シーン
🔍 「あの見積書どこだっけ」を即解決
ファイル名を覚えていない見積書も「〇〇様の見積」「120万円の表計算」など内容で検索すれば一瞬で見つかります。ファイル管理が苦手な方に特に便利です。
📋 参考にしたWebページを後から再確認
「先週調べていた業者のサイト、URLが見つからない」という場面でもRecallなら内容のキーワードで再検索できます。ブラウザの履歴削除後でも有効です。