2.4GHz と 5GHz
どちらに繋ぐべきか 正しい選び方
初心者〜全員向け
スマホやパソコンでWi-Fiに接続しようとすると「〇〇-2.4G」と「〇〇-5G」の2種類が表示されることがあります。「何が違うの?」「どっちに繋げばいいの?」——この選択ひとつで通信速度と安定性が大きく変わります。
- 電波が壁や床を通り抜けやすい
- 遠い部屋・別の階でも繋がりやすい
- 速度は遅め(最大450Mbps程度)
- 電子レンジや他機器と電波が干渉しやすい
- 同時に多くのデバイスが繋ぐと遅くなる
- → 遠い部屋・IoT機器・スマート家電向き
- 速度が速い(最大1300Mbps以上)
- 電子レンジなどの干渉を受けにくい
- 壁・床を通り抜けにくい(近い距離向き)
- 動画・ビデオ会議・大容量ファイル転送向き
- ルーターの近くで使う場合に特に効果的
- → パソコン・ゲーム・動画視聴向き
パソコンでの業務作業・ビデオ会議・動画は5GHzに接続。スマート家電・IoTデバイス・遠い部屋のデバイスは2.4GHzに接続する、が基本ルールです。Wi-Fiの表示名に「-5G」が含まれていればそちらを選びましょう。
今すぐ試せる!Wi-Fi速度を上げる簡単な対処法
- ✓ルーターを再起動する:電源を抜いて30秒後に再接続。これだけで速度が改善するケースが非常に多い。月1回の再起動を習慣にしましょう。
- ✓5GHzに切り替える:パソコンのWi-Fi設定で「-5G」がついたSSIDを選択。とくにルーターの近くにいる場合は劇的に速くなることがある。
- ✓電子レンジから離す:電子レンジの使用中は2.4GHz帯に強い電波干渉が発生。ルーターを電子レンジから2m以上離すだけで安定性が上がる。
- ✓ルーターの近くで作業する:Wi-Fiは距離が離れるほど速度が落ちる。作業場所を変えるだけで速度が改善するケースも多い。
- !接続台数が多すぎる場合:スマホ・タブレット・スマートTV・スマート家電など多数のデバイスが同時接続するとルーターに負荷がかかる。使わないデバイスのWi-Fiをオフにすることで速度が改善することがある。
DNS変更でネット速度と
安全性を同時に上げる
中級者向け・設定5分
「特定のサイトだけ開くのが遅い」「ページの読み込みの最初だけ遅い」という場合、DNSサーバーの変更が効果的です。DNSとはWebサイトの住所変換システムのことで、変更するだけでページの表示速度が改善したり、セキュリティが向上したりします。設定は5分でできます。
おすすめのDNSサーバー一覧(2026年6月現在)
| サービス名 | プライマリDNS | セカンダリDNS | 特徴 |
|---|---|---|---|
Cloudflare速度No.1 |
1.1.1.1 |
1.0.0.1 |
世界最速クラス。プライバシー保護に特化。最もおすすめ |
Google Public DNS信頼性No.1 |
8.8.8.8 |
8.8.4.4 |
安定性と信頼性が高い。Googleのインフラで稼働 |
IIJmio DNS日本向け |
210.130.0.1 |
210.130.1.1 |
国内向け最適化。海外DNSが不安な方に |
NTT系 自動取得デフォルト |
自動(DHCP) | 自動(DHCP) | プロバイダのデフォルト。変更後に問題が出たらここに戻す |
Windows 11 でDNSを変更する手順
設定 → ネットワークとインターネット を開く
Windowsキー+I で設定を開き、左メニューから「ネットワークとインターネット」を選択します。
接続中のWi-Fiをクリック → 「DNSサーバーの割り当て」の「編集」をクリック
「Wi-Fi」→ 接続中のWi-Fi名 → 下にスクロールして「DNSサーバーの割り当て」の「編集」ボタンをクリックします。
「手動」に切り替えて、IPv4をオンにする
ドロップダウンを「自動(DHCP)」から「手動」に変更します。「IPv4」のトグルをオンにします。
DNSアドレスを入力して保存
「優先DNSサーバー」に 1.1.1.1(Cloudflare)、「代替DNSサーバー」に 1.0.0.1 を入力して「保存」をクリック。ブラウザを再起動して改善を確認します。
Windows 11ではDNS over HTTPS(DoH)に標準対応しています。DNSアドレス入力後に「暗号化のみ(HTTPS)」を選択することで、DNS通信が暗号化されフィッシング詐欺・盗み見防止につながります。個人情報を扱う業務パソコンには特におすすめです。
DNS変更後に一部のサイトが開かなくなった場合は、「DNSサーバーの割り当て」を「自動(DHCP)」に戻してパソコンを再起動すれば元に戻ります。設定を変更する前にメモしておくと安心です。
Wi-Fi速度が上がる
ルーターの正しい置き場所・設置方法
初心者〜全員向け
同じルーターを使っていても、置き場所ひとつで通信速度が2〜3倍変わることがあります。費用ゼロでできる最大の改善策が「ルーターの置き場所を変える」ことです。
ルーターの置き場所 — やってはいけないこと・正しい設置
密閉された棚の中は電波が遮られ、熱もこもりやすくなります。パフォーマンスが大幅に低下します。
電子レンジは2.4GHz帯に強い電波干渉を発生させます。テレビ・電話の子機も干渉源になりえます。
コンクリートや金属は電波を遮断・反射します。キッチンの金属棚の隣もNGです。
Wi-Fi電波は全方向に広がります。部屋の中央の高い位置(棚の上など)に設置すると電波が均等に届きます。
アンテナが2本以上ある場合、縦向きと横向きに分けて設置するのが最も電波が広がります。すべて縦にするのはNG。
パソコンが固定の場所にある場合、LANケーブルでルーターと直接接続すると速度・安定性ともに最大になります。
2階建ての住宅や広い店舗では、1台のルーターでは電波が届かない場所が出ます。その場合はメッシュWi-Fi(Wi-Fi中継器)の追加が有効です。「TP-Link Deco」などのメッシュWi-Fiは複数の子機が連携して建物全体に均一な電波を届けます。5,000〜2万円程度で導入できます。
Wi-Fi 7 最新情報 2026年版
買い替えるべき人・待つべき人の判断基準
参考情報
2025年7月にIEEEがWi-Fi 7(802.11be)を正式規格として公表し、2026年はエントリー機まで1〜2万円台のWi-Fi 7対応ルーターが相次いで登場するWi-Fi 7普及元年と呼ばれています。「そろそろルーターを買い替えようかな」という方に向けて判断基準をまとめました。
Wi-Fi 7 の主な新機能と実力
2025年7月に正式規格化されたWi-Fi 7は、従来のWi-Fi 6Eと比較して帯域幅が160MHzから最大320MHzに拡大されました。
- 最大理論速度:Wi-Fi 6の約4.8倍(46Gbps)。実用上は数Gbpsが目安
- MLO(マルチリンクオペレーション):複数の帯域を同時に使い、安定性が向上
- 2026年現在、1〜2万円台のエントリーモデルが各メーカーから登場
- 対応端末:iPhone 16/17・Galaxy S25・一部のWindows 11 PCで対応済み
- Windows 11(24H2)でWi-Fi 7が正式サポート済み
- 注意:320MHz幅フルスペックを活かすには端末側も対応している必要がある
今すぐ買い替えるべき人・待つべき人
Wi-Fi 5(802.11ac)以前のルーターをお使いの方は、Wi-Fi 6でも十分な恩恵があります。今すぐ買い替えを検討しましょう。
Wi-Fi 7のMLO機能により、接続が安定します。業務でビデオ会議・クラウドシステムを多用する場合は早めの導入がおすすめです。
Wi-Fi 6なら現時点で十分な速度が出ています。Wi-Fi 7対応端末が増えてから買い替えでも遅くありません。
接続端末がWi-Fi 7に対応していなければWi-Fi 7の恩恵は受けられません。端末の買い替えと合わせて検討しましょう。
2026年現在はWi-Fi 6(5,000〜1.5万円)がコスパ最良です。対応端末の普及状況からWi-Fi 7のフルスペックを体感しにくい場合も多く、コスト重視ならWi-Fi 6を選び、最新端末を多数お持ちでWi-Fi 7対応のものが揃ってきたらWi-Fi 7に移行するのが現実的です。