KB5094126 注目の新機能6選
スタートメニュー70%高速化・カメラ共有など
全ユーザー向け
Windows Latestが「2026年最大のアップデート」と評価したKB5094126。セキュリティ修正だけでなく、日々の業務に直接役立つ新機能が多数追加されています。ただし、新機能は段階的なロールアウトで有効化されるため、全ユーザーに同時に届くわけではありません。
「低遅延プロファイル」の導入により、スタートメニュー・検索・システムフライアウト(音量や通知パネル)の表示速度が最大70%高速化されました。
体感速度UP従来はカメラをひとつのアプリが占有していましたが、今後はビデオ会議アプリで顔を映しながら録画アプリでも同時に録画できるようになります。
全く新しい機能AI処理専用チップ「NPU」の使用率がタスクマネージャーで確認できるようになりました。Copilot+ PCをお使いの方に特に役立つ機能です。
AI時代の新機能検索精度と速度が改善されました。ファイル名や内容の検索結果がより素早く・正確に表示されるようになります。
操作性向上Bluetooth LE対応のデバイスを使って、パソコンのオーディオを複数のアプリやデバイスで共有できるようになります。Bluetooth LE対応デバイスが必要です。
新ハードウェア連携28件の「リモートコード実行」の脆弱性を含む204件のセキュリティホールを修正。特にネットワーク経由で攻撃可能な脆弱性が含まれており、早急な適用が必要です。
セキュリティ重要設定 → Bluetoothとデバイス → カメラ を開き、新しく追加された「複数アプリによるカメラの使用を許可する」のトグルをONにするだけです。同じ画面に「基本的なカメラツール」という診断ボタンも追加され、カメラが映らない原因がハードウェアかソフトウェアかを素早く判定してくれます。
セキュアブート証明書 期限切れ問題
6月27日までに対処が必要な理由
緊急・全員対象
「セキュアブート」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、これはパソコンの起動時に悪意のあるプログラムが動かないよう守る重要なセキュリティ機能です。この機能に使われている証明書が2026年6月27日に有効期限を迎えます。
パソコンの「起動の安全性」を守る仕組みが期限切れを迎える
セキュアブートは、パソコンの電源を入れた瞬間から正規のソフトウェアのみが起動するように保護する機能です。証明書が期限切れになっても即座に起動できなくなるわけではありませんが、今後のセキュリティ更新の適用に支障が出る可能性があります。
- 2026年6月27日:多くのWindowsデバイスのセキュアブート証明書が期限切れを迎える
- Microsoftは新しい証明書を段階的に配布中で、KB5094126でもその対象範囲を拡大
- 長期間Windows Updateを適用していないパソコンへの影響が特に懸念される
- 今すぐKB5094126を適用することで、新しい証明書が自動でインストールされる
セキュアブートの更新状況を確認する手順
設定 → Windows Update を開く
Windowsキー+I で設定を開き「Windows Update」をクリックします。「更新プログラムの確認」をクリックして最新の状態を確認します。
KB5094126がインストール済みかを確認
「最新の状態です」と表示されていれば問題ありません。「更新プログラムが利用可能」と表示される場合は「今すぐダウンロードしてインストール」をクリックします。
インストール後に必ず再起動を行う
更新後に再起動を求められたら必ず実行してください。再起動しないと更新が完全に適用されず、セキュアブート証明書の更新も完了しません。業務終了後に再起動するのがおすすめです。
BitLocker(ドライブ暗号化)を有効にしているパソコンでKB5094126を適用する際は、事前にBitLockerを「一時停止」してからアップデートを適用することが推奨されています。特にグループポリシーで「TPMプラットフォーム検証プロファイル」を設定している場合は、「未構成」に戻してからの適用をお勧めします。
KB5094126適用後のOneDrive不具合
今すぐできる回避策
一部のユーザーに影響
KB5094126の適用後、一部のパソコンでエクスプローラーのナビゲーションウィンドウ(左側のフォルダーツリー)からOneDriveにアクセスできなくなる不具合が報告されています。Microsoftは修正プログラムを開発中で、それまでの回避策を提供しています。
エクスプローラーの左側フォルダーツリーにある「OneDrive」をクリックしてもフォルダーが開かなくなる、またはエラーが表示されるという症状です。OneDriveのデータ自体は消えていませんので安心してください。
Microsoftが推奨する2つの回避策
- 1ローカルのOneDriveフォルダーをクイックアクセスにピン留めする:エクスプローラーでOneDriveフォルダー(通常は「C:\Users\ユーザー名\OneDrive」)を見つけて右クリック → 「クイックアクセスにピン留めする」を選択。左パネルのクイックアクセスからアクセスできるようになります。
- 2Web版のOneDriveを使用する:ブラウザで「onedrive.live.com」または「office.com」にアクセスしてOneDriveを利用します。デスクトップアプリと同様にファイルの閲覧・編集・共有ができます。
- 3修正プログラムの公開を待つ:Microsoftはエンジニアリングチームが修正プログラムを開発中であることを表明しており、次回のWindows Updateで修正される予定です。
OneDriveの不具合はナビゲーション表示の問題であり、クラウドに保存されているデータは安全です。ファイルが消えたわけではありません。上記の回避策でファイルへのアクセスは確保できます。修正プログラムが公開されるまでの一時的な対処として活用してください。
Windows Updateの適用手順
トラブルが起きた時の対処法
全員向け
KB5094126は自動でインストールされる場合もありますが、「設定が終わらない」「インストールが途中で止まる」などのトラブルが起きることもあります。手順と対処法を確認しておきましょう。
今すぐ更新する手順
設定 → Windows Update → 「更新プログラムの確認」をクリック
Windowsキー+I で設定を開き、左メニューの「Windows Update」をクリック。「更新プログラムの確認」ボタンをクリックして最新の状態を確認します。
「今すぐダウンロードしてインストール」または「今すぐインストール」をクリック
KB5094126が表示された場合はインストールをクリックします。ダウンロードサイズは大きいため、安定したWi-Fi環境で行うことをおすすめします。
インストール中はパソコンを使い続けてOK(再起動のタイミングを選ぶ)
ダウンロードとインストールはバックグラウンドで進みます。「今すぐ再起動」または「夜間に再起動をスケジュール」を選べます。業務が終わった後に再起動するのがおすすめです。
よくあるトラブルと対処法
- ✓「0x800f0922」エラーでインストール失敗する場合:EFIシステムパーティションの空き領域が少ない可能性があります。Microsoftのサポートページで回避策が公開されています。
- ✓スタートメニューにインストール済みアプリが表示されない場合:パソコンを再起動するだけで解決します。またはタスクマネージャーでエクスプローラーを再起動してみてください。
- ✓アップデートが長時間進まない場合:電源に接続した状態で、安定したネット環境で再試行してください。ノートPCはバッテリーが少ないとアップデートが一時停止することがあります。
- !一部のゲームアプリ実行中にブラックスクリーン(BSoD)が発生する不具合:KB5089573を適用していた一部のPCで報告されていた問題がKB5094126で解消されています。
Windows 10は2025年10月14日にサポートが完全終了し、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなっています。Windows 10のパソコンはKB5094126の修正内容が適用されず、今回の204件の脆弱性の影響を受ける可能性があります。早急にWindows 11へのアップグレード(または新しいパソコンへの買い替え)をご検討ください。