「Windows Updateのあとからパソコンの調子がおかしい」「誤操作でファイルが壊れた」——そんな時にPCをまるごと直近の正常な状態に巻き戻せる新機能が追加されます。アプリ・設定・個人ファイルすべてを含めて復元できるのが最大の特長です。
従来の「システムの復元」との違い
- Windowsの設定・レジストリのみ復元
- ドキュメントや写真は対象外
- 作成した復元ポイントにしか戻れない
- 操作画面が複雑でわかりにくい
- アプリ・設定・個人用ファイルをまとめて復元
- 自動で定期的に復元ポイントを作成
- 「数時間前」「数日前」を選んで巻き戻し可能
- Windows HomeとProの両方でデフォルトON
ポイントインタイムリストアは、デフォルトでCドライブ容量の2.0%を使用します。Cドライブが500GBなら約10GBです。設定から上限容量を変更できます。Cドライブの容量が少ない場合は、設定を確認してから有効にすることをおすすめします。
使い方(PCがおかしくなった時の操作手順)
設定 → システム → 回復 を開く
Windowsキー+I で設定を開き「システム」→「回復」と進みます。「ポイントインタイムリストア」の項目が7月15日以降に表示されるようになります。
または Shift+再起動 →「トラブルシューティング」で起動
スタートメニュー →「電源」→「Shiftキーを押しながら再起動」→「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「ポイントインタイムリストア」でも操作できます。Windowsが起動しない場合でもこの方法で復元できます。
戻したい時点(日時)を選んで復元実行
「数時間前」「昨日」などの復元ポイントが一覧表示されます。戻したい時点を選んで「復元」をクリックします。再起動後に選んだ時点の状態で起動します。
ポイントインタイムリストアは「ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)」を使って動作します。会社のシステム管理者がVSSを無効にしている場合、この機能も動作しない可能性があります。個人のパソコンでは通常問題なく使えます。
1日中パソコンを使っていると、夕方には目が疲れて頭痛がしてくる——そんな方向けの新機能です。「スクリーンティント(Screen Tint)」は、画面全体に6種類のカラーフィルターをかけて目への負担を軽減するアクセシビリティ機能です。ブルーライトカットとは異なる独自の色調補正アプローチです。
標準・暖色・寒色・グレースケールなど6種類のカラープリセットから選択可能。自分に合った色調に調整できます。
プリセット以外にカスタムカラーで自由に画面の色合いを調整できます。目の状態や作業内容に合わせて変更できます。
設定 → アクセシビリティ → スクリーンティント から有効化できます。夜間モードとの違いは、ブルーライトだけでなく色全体を調整できる点です。
すでに使っている方も多い「ナイトライト」は夕方から夜にかけて画面を暖色にしてブルーライトを軽減する機能です。スクリーンティントは日中も含めて常時使える点と、6種類以上のカラー調整ができる点が違います。目が疲れやすい方は両方試してみましょう。
月末の決算・繁忙期・大事なプレゼン直前——「よりによってこのタイミングでWindows Updateが始まった!」という経験はありませんか。これまでの一時停止機能は「◯週間停止」という固定期間しか選べませんでしたが、新しい機能ではカレンダーから終了日を指定できるようになります。
- 「1週間」「2週間」などの固定期間しか選べない
- 何週停止したかわかりにくい
- 最大1ヶ月程度が上限
- 再停止のたびに設定画面を開く必要がある
- カレンダーから終了日を日付で直接指定
- 最大35日まで停止可能
- 何度でも再延長可能
- 「〇月〇日まで停止」と直感的にわかる
Windows Updateにはセキュリティ修正が含まれています。繁忙期が終わったら忘れずに更新を再開してください。最大35日を超えた一時停止はできません。停止中も「緊急」に分類されたセキュリティ更新は適用される場合があります。
ビデオ会議や通話中にBluetoothイヤホンのミュートボタンを押したのに、パソコン側のマイクはミュートになっておらず声が漏れていた——というトラブルが修正されます。特にAirPodsをお使いの方に嬉しい改善です。
Bluetoothイヤホン側でミュートにした際、Windows内部のマイク状態とズレが生じていた不具合が修正されます。ZoomやTeamsでの会議が安心になります。
AirPodsとWindowsパソコンの接続品質が改善されます。接続が途切れやすかった・切り替えが遅かったという問題が緩和されます。
Bluetooth接続全般の信頼性・デバイス互換性・オーディオの安定性が改善されます。音が途切れやすかった方にも効果があります。
この修正は特にZoomやMicrosoft Teams・Google Meetでビデオ会議を頻繁に行う方に大きな恩恵があります。Bluetoothイヤホン・ヘッドセットでの通話中のミュートが確実に機能するようになります。7月15日以降の更新適用後から改善されます。
新しいプリンターをパソコンに接続した時、ドライバーのインストールに時間がかかったり、うまく認識されなかったりする問題が大幅に改善されます。対応プリンターでは「Internet Printing Protocol(IPP)」が既定で使われるようになり、接続がシンプルになります。
対応プリンターではつないだだけで使えるようになります。複雑なドライバーインストール作業が不要になるケースが増えます。
2018年以降に発売された多くの家庭・オフィス向けプリンターがIPPに対応しています。古いプリンターは従来通りのドライバーが必要です。
業務用の複合機や特定メーカーの機器では、専用ドライバーを別途インストールした方が全機能を使える場合があります。